野望達成への道、Drive-inを試す


マイクロソフトMac用のWindowsMediaPlayerの開発を止めてしまったため、今、MacでWMVを再生するには、Flip4Macというソフトを使うのが一般的(マイクロソフトMacでのWMV再生にはコレを推薦している)。で、このソフトを出しているところが、HDDにインストールしたDVDタイトルのディスクイメージを管理するカタログソフト「Drive-in」のベータ版をリリースしているのを知り、これはいいかもしれないとさっそくダウンロードしてみた。


ワタクシとしては、先日の日記にも書いたように、DVDをめいっぱい突っ込んだHDDをMacでコントロールし、それを茶の間の大画面リアプロで自由自在に鑑賞したいという野望があるわけだが、もしかするとこのDrive-inというソフトはそのニーズに合致した働きをしてくれるのかもしれないと期待したわけだ。特にHDD内のDVDタイトルをリストアップしてメニュー化できればいいなと思っていたのだが。


で、その結果なのだが。まだ、ざっとしか使っていないので、はっきりしたことは言えないが、これがイケそうでイケない感じで、ちょっとモヤモヤ。


Drive-inに備わっている基本機能は、Macのディスクドライブに挿入されたDVDタイトルのイメージファイル化と情報収集→カタログ化、そして再生。まずDVDタイトルを認識すると、そのパッケージに印刷されているバーコードの数字を聞いてくる。わからなければスキップしてもいいが、バーコードを入力すると自動的にタイトル名やリリース年月日、収録時間、リージョンコードなどの情報がインプットされカタログ化される。このとき日本で発売されたDVDソフトなら、amazon.co.jpから情報をゲットするように設定しておくことが肝要。デフォルトのままだと北米仕様なので、amazon.comから情報をゲットしようとしてしまう。iTunes同様、ジャケ写を登録、表示することもできる。


同じファイル(Drive-inではこれをケースと呼んでいる)に複数のDVDタイトルを登録することも可能なので、同じシリーズのDVDタイトルを1つのケースにまとめておくことも出来る。ただし1ケース付き1種類の情報しか扱えないようなので、シリーズものならまだしも、異なるタイトルをひとまとめにしたときはカタログとしての情報性は失われる。


まぁ、個人的にはタイトルに関する詳細情報なんて特別いらないので、任意のカテゴリーでタイトルをひとまとめにケースに収納して、そのリストアップされたものからタイトルを選択して再生できるだけでいいのだが、その際どのタイトルを選択しても同じ情報しか表示されていのが逆にうっとうしい。


再生するときはリスト表示されている中から任意のモノを選択してプレイボタンを押す。するとイメージファイルがデスクトップにマウントされ、アップル純正のDVDプレーヤーによってタイトルの再生が行われるという仕組みになっている(余談だが、アップルはもうちょっとましなDVDプレーヤー開発してくれんかな、現状のプレーヤーはホント使いにくくてしよーがない)。


現在、うちのHDDには空き容量に余裕がないので、何枚ものDVDを登録してテストすることはできない。とりあえずやってみたのは、輸入物1枚と国産タイトル1枚、それから自家製DVD(レコーダーで焼いたモノ)1枚の計3枚。バーコードによる自動入力は、輸入物がエラーで国産がOK、自家製は当然バーコードなしなので関係なし。で、これをひとつのケースに登録して、リストから次々に再生してみたが、なかなか快適だった。はたして1ケースにおける登録枚数にリミットはあるのか、枚数が増えたときに快適さは損なわれるのか、その辺はわからない。


結局このソフト本来の目的と、ワタクシの希望するところが合致していないのが問題なのだが、ある程度、望みを叶えてくれることはできそうだというのが、現時点での感想。とりあえず、野望への第一歩(かな)。