カズが帰ってくる


J2で横浜FCが優勝を決め、来期のJ1昇格を決めた。2006年のチームスローガン「夢に蹴りをつける。」を実現したわけで、実にめでたい。横浜FCといえば、フォワードにカズがいるチームだ。そして城もいる。初代監督はリティことリトバルスキーで、現監督は高木琢也だ。そしてチーム代表は奥寺だ。なんか、かつての日本代表、草創期のJ1を盛り上げた懐かしい名前のオンパレードだ。


オシムジャパンがスタートして以来、あの黄金世代ですら懐かしい名前となりつつある、急速な若返りが進行中の日本サッカー界において、今回の横浜FCの快挙はレトロで新鮮という不思議な感覚を覚えなくもない。しかし、城は今期での現役引退を発表したので、このままでは来期J1の舞台に立つことはない。ぜひとも引退を撤回して、カズと共にもう一度J1でプレイしてほしいのだけど、やっぱ体が無理なのだろうか…。


それにしても戦績を調べてみると、横浜FCはJ2でもずっと下位に沈んでいたチームで、今回の優勝も昨年の11位からの大ジャンプだ。しかも監督をシーズン途中で交代している。こうなると、途中からチームの建て直しを任され、見事に乗り切った高木琢也の指導者としての資質も非常に気になるところだ。J1でもいい采配、戦いぶりをみせられたら、ポストオシムの一番手に躍り出るかもしれないな。