わからないことはかっこいい

漢字をかっこいいと思って、とんでもない漢字のタトゥーを入れる欧米人が後を絶たない今日この頃(聞いた話では左足に「左足」右足に「右足」というタトゥーを入れているヤツがいたとか)、でもまぁワタクシもそれに似たようなもんだと思うのだ。今日ワタクシはロシアンサイトから久しぶりに音楽、主にクリスマスソングを購入したのだけれど、ついでに新しいアルバムが出たばかりらしいドイツのバンドのアルバムも購入した。こいつらはエニグマっぽいサウンドを聴かせる連中なのだが、ところどころにドイツ語で詩の朗読のようなものが入る。これが意味がまったくわからないんだけど、なんかかっこいい。思うに、かつては英米の音楽も、何を歌っているのかちーともわからなかったが、聞きなれない言葉の響きがかっこよかったんだと思うのだ。


そんなわけ(ってどんなわけ)で、いま、アメリカでは日本人男性が人気なんだそうである。ネタ元は話を面白がって大げさにいうきらいのある某映画ライターのPodcastなので、まるまるつるっと鵜呑みにしたらいかんかもしれないが、これまで欧米の女子には見向きもされなかった日本人男性が、ちょっと興味の対象となりつつあるのは間違いないようなのだ。代表例としてはセクシーさではケン・ワタナベ、カワイイ系では妻夫木聡などが人気があるらしい。これも日本人ってのは「わからない=かっこいい」という図式のひとつなんじゃないだろうかと、期待を込めてワタクシは思うのだ。


でもって、スウェーデンではテゴマスが人気だとか。テゴマスってのは手越祐也&増田貴久のユニット名で、彼らはジャニーズのただ今グループとしては活動休止中のNewsに所属する二人なのだ。わりと似たタイプのまるまるぽちゃぽちゃとしたボクちゃん系の2人で、これがスウェーデンで若い女の子にきゃーきゃー言われているらしい。その様子をワイドショーの芸能ニュースで見たが、北欧ギャルにきゃーきゃー言われる日本の若い男という絵は、(それが仕込みでなければ)なかなか新鮮で興味深く、ちょっぴり感動ものだった。これまで日本のアーティストやアイドルが制してきたのはせいぜいアジア圏で、いよいよ時代は 欧米か! と思うと感慨も一入だったりするのだが、彼らもまた「わからない=かっこいい」が人気を後押ししているように思えた。


それにしても(話変わりますけど)驚くべきはジャニーズの先見性だ。次々と女子の心を捕まえるニュースターを発掘する能力も恐れ入谷の鬼子母神古いねどうもだが、スウェーデンの音楽性にもう何年も前から目をつけていたのには驚いた。聞くところによると、スウェーデンの音楽チームと提携をしており、すでに何曲も楽曲の提供を受けているとか。去年の大ヒット曲「青春アミーゴ」、この昭和歌謡の匂いのする曲も実はスウェーデン作曲家チームの手によるものだと聞いてあっと驚く為五郎ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜、なぬっ!なのだ。