すごい映画みたいです


(多少眉唾つきの時もあるけど)最近一番信頼している某映画評論家のサイトで紹介されていた『怒りのキューバ』という古いソ連キューバ合作のモノクロ映画。これがYouTubeで映像見る限り、なんか凄い映画なんですわ。特にカメラワークが秀逸で、とても1964年の作品とは思えないほど、カメラが動く動く超カッコイイ長回し。最後はビキニの女性の後を追ってカメラがプールの中にまで入っちゃうという具合で、いったい40年以上も前にこういう映像をどうやって撮ったのかと不思議でなりません。


でもって、この『怒りのキューバ』(原題は『Soy Cuba』で“私はキューバ”っていう意味らしい)へのオマージュとして、似たようなプールサイドでの長回しを撮ったのが『ブギーナイツ』のポール・トーマス・アンダーソン監督とのこと。有り難いことにYouTubeにはこの両方を組み合わせた動画がアップされている。


ちなみに『ブギーナイツ』はアンダーソン監督が1997年、27歳の時に撮った傑作で、1970年代後半から80年代にかけての米ポルノ産業の舞台裏を描いた生々しい人間ドラマ。ワタクシの大好きな映画でありますが、かつて観たときは、プールサイドのシーンのカメラワークよりもちょい役で出てくる本物のポルノ女優たちの艶技の方に気を取られておりました。たしかニナ・ハートレーが××やってたような記憶が…。いろいろ確かめる意味で、また観てみようと思うのだけど、けっこう長いんだよね。


Comparaison Boogie Nights Soy Cuba
前半が『怒りのキューバ』後半が『ブギーナイツ