一挙に見るといえば

テレビの一挙放送だけでなく、最近はYouTubeからダウンロードしたアニメをiPodで一挙鑑賞するなんてこともやった。作品名は「BLACK LAGOON」。犯罪者が集うタイの架空の街ロアナプラを舞台にした、裏社会の荒くれ者たちが血で血を洗う抗争を繰り広げるピカレスクアニメで、ハードボイルドタッチの臭い(これが思わず笑っちゃうほど臭い)セリフと、アニメとは思えないほどリアルで迫力のある銃撃戦や戦闘シーンが見どころ。これまたかなり過激というか残酷な描写もあって、人によっては相当不快感を覚えるかもしれないが、キャラはそれぞれなかなか魅力的に描かれている。エンディング・タイトルに流れる曲が、どこか「ツイン・ピークス」っぽくて、この物語が抱える深い闇を表しているようで印象的だ。ちなみに普段ほとんどアニメは見ないワタクシがなぜこれを見たのかというと、たまたま見たオープニングタイトルの1カットに、主人公のひとりであるレヴィ(凄腕の二丁拳銃使いの若いアメリカ系中国人女)がベロを出しているようなワンカット(ほんと一瞬なのでベロなのか弾をくわえいるのかよくわからんのだが)があって、それに年甲斐もなく胸キュンしちゃったからである。なんとアニメのキャラに一目惚れだ。それでYou Tubeでシーズン1と2を全話見てしまった次第だが、それにしても時代は変わったな…。