おフランスと電車とDEEPする

ワタクシがガキの頃は、恋愛映画といえば韓国でもハリウッドでもなくおフランスだった。そしてクライムムービーもやはりおフランスだった。ジャン・ギャバン、リノ・ヴェンチェラ、アラン・ドロンジャン・ポール・ベルモンドイヴ・モンタンらの、ワケありで陰のあるカッコ良さに、田舎の中高校生だったワタクシはしこたましびれたもんである。


その頃、人気のあった女優にミレーユ・ダルクという人がいた。美人でもボイン(死語)でもなく、むしろ猿顔のブロンド女優だったけど、ワタクシもけっこう好きだった。で、ついこないだ、そのミレーユ・ダルクが最近出演した、たしか2003年製作の連続ドラマ「ディープ・シークレット」がミステリーチャンネルで放映されているのを発見。DVDレコーダーに録画予約しておいたものを、今朝仕事明けに見た。見る前は懐かしさ半分、怖さ半分だったが、いやぁさすがにミレーユ歳くってますなぁ、って当たり前だ。ミレーユ・ダルクは1938年とも40年生まれともいわれている人なので、いまや60代後半なのだ。でもまぁ、その歳からすると、まだまだ十分にキレイで、さすがおフランスの女優って感じではありました。で、肝心のドラマの方はと言うと、うーーーん、いまのところなんだかなぁ、緻密さにかけるっていうか、つかみが弱いっていうか、仕掛け仕掛けで視聴者をぐいぐいひっぱっていくアメリカンドラマのパワー殺法に毒されている身としては、まだ乗り切れないというのが本音。でもヒロインが乗馬ズボン姿になるのは、ぴったりパンツ好きなワタクシのフェチ心に十分アピールしました…。とりあえず、10話完結なので、しばらくは見続けるつもり。映像は綺麗です。


先日放映された「電車男」のドラマ版のスペシャル。電車男エルメスの恋路を邪魔する仇役として登場したのが、IT企業“サイバー・ネスクト”社の若き社長・前園。この前園のキャラが、実はテレビ版「アキハバラ@DEEP」の悪役、IT企業“デジタル・キャピタル”社の若き社長・中込威とかなりオーバーラップしていたのがおかしかった。演じているのはどちらもご贔屓の北村一輝で、一見クールな経営者だが、実はメチャメチャオタク。北村一輝と演出者は、たぶんわざと似たテイストにして遊んだんじゃないか。電車の前園キャラが面白かったという人は、ぜひドラマ版@DEEPの中込威もDVDか再放送があったらチェックしてみて下さい。もっと、ぶっとんでて笑えますから。ちなみに映画版@DEEPの中込威は佐々木蔵之介が演じているらしいが、未見。


というわけで、本日見たドラマ

  • 「ディープ・シークレット 第1話」
  • 電車男 2006 DELUXE 最後の聖戦」
  • 「FBI 失踪者を追え 第2シーズン 第14話」(iPod