食品偽装


食品偽装のニュースが後を絶たないが、偽装している会社の社長って、どいつもこいつも妙に個性的。ミートホープの社長は稀代のアイデアマンだし、最近笑わせてくれたのが、素麺屋の社長。1年の賞味期限が切れた素麺を、また新たに1年期限延長して出荷していたんだけど、その言い訳として「素麺は1年経ったくらいが一番美味しい」と笑顔でのたまった。だったら最初から賞味期限を2年にしといて、「1年後ぐらいが食べ頃です」ってシールでも貼っとけちゅー話じゃないの。


それにしても、内部告発されて表沙汰になっている会社は、当然氷山の一角なわけで、製造・販売・小売の至る所でいろんな偽装が行われているに違いない。もはや食品に関する表示は信頼度がた落ちなわけですが、それでも私たちはやっぱり表示に左右されるわけで…。だったら、逆に家庭でも食品偽装が手軽に行える食品偽装シールを売り出せばいかがなものかと。


冷蔵庫の中で賞味期限が切れてしまった食品。そのまま食べるのは少し気分が悪い。かといって世界的な食糧難を迎えつつあるこのご時世、食べられるものを捨てるのはもったない。そこで家庭用食品偽装シール。これを貼れば、あら不思議、賞味期限が3日も延びた。何も知らない家族は安心して手を伸ばすだろうし、内実を知っている自分だって、翌日になれば偽装シールにころっとダマされ、気分良く食すこともできるかもしんない。なんつて。