夫婦で見た幽霊は

一昨日の夜10時頃、人気のない淋しい裏通りに面した墓地の前を車で通りすぎた。するとその墓地の入り口のところに、痩せた髪の長い女がひとりで立っていた。ひええええっなんでこんな夜に、わざわざ墓地の前に女がひとりで…ま、まさか、と思って、運転をしていたうちの奥さんに「いやぁちょっとびつくりですな」と言ったら、奥さんも「普通いないわよね、こんな時間、ひとりであんなところに」とか言った。やっぱり思いは一緒で、一瞬幽霊かと思ったわけです。

でもね、この幽霊もどき女、実はあまり怖くなかった。というのも、彼女がケータイを持っていたから。ケータイの軽薄さというか、ハイカラなところって、幽霊にはまだまだ似合わないデスノート